電王ロケ地探訪:第24話 「グッバイ王子のララバイ」



「頭が高い!」


ジークが憑依した女性の願いは、
「赤ちゃんが無事に生まれてくること」でした。
契約者の望みを叶えようとする結果、
ジークはそのまま赤ちゃんに憑依して、
赤ちゃんと一緒に産まれてきます。
女性はジークにとって「母親」であり、
赤ちゃんはジークの「兄弟」となりました。


「産まれる」という形で実体化したジークには、
他のイマジンにはない特殊な能力があり、
良太郎に独占的に憑依することも可能です。
しかしジークは消える運命にありました。


「我が、兄弟・・・」


本来の契約者である赤ちゃんの記憶が塗り変わり、
ジークの事を忘れていってしまうのです。
契約者からイマジンに関する記憶がなくなるということは
契約者が死亡した場合と同様に、イマジンの時間が失われる、
つまり存在できなくなり消滅するということを表しています。


「降臨・・・満を持して」


資産家である母親をイマジンによる誘拐から救うため
ジークは消えゆく体で良太郎に憑依、
仮面ライダー電王ウィングフォームとなって、
一撃の元に敵イマジンを撃退します。
しかし直後に憑依状態を維持できなくなり、
良太郎から分離します。


「皆も、ご苦労だった。感謝する・・・」


デンライナーで消滅を待つジークの元へ、
良太郎が一枚のチケットを携えて戻ってきます。
ジークの母親となった女性にかざしたチケットは、
10年前の日付を表していました。
赤ちゃんが無事に生まれることで、
契約を完了していたのです。
完了した契約を元に過去へ行けば、
イマジンは契約者との関係を断たれ、
過去の時間を使って存在できます。


一行は10年前、ジークの母の強い記憶の日、
結婚式の日に飛び、ジークと別れました。


その結婚式場のロケ地となった場所に行ってきました<前振りが長い



・本編の映像:遠景
敷地内のテラスから撮影しているようです。



・現地の映像
実際に結婚式の最中であったため(!)、
敷地には入れませんでした。
背景には鉄塔やら電線やら。
本編ではCGによって消されています。
この細かい背景を全コマにわたって消す作業を思うと、
泣けるで!



・入り口の鐘



・本編の映像:鐘
この鐘を鳴らす場面は、
脚本には書かれていなかったのではないかと推測します。
ロケ現場を見てから「この鐘、使えない?」みたいな。



・本編の映像:デンライナーが過去へ到着



・現地の映像:バスが・・・
まったく同じアングルから撮影することはできませんでした。



・レストラン
式場にはレストランが隣接していますが、
デンライナー到着の映像はこのレストランの
2階から撮影したのではないかと思われます。



・本編の映像:ジークがデンライナーを降りた場所



・同じ柵
実際の場所はもう少し左かな?
ジークは見当たりませんでした(笑)



鉄塔は真横に建っていました。



その隣は土手、その向こうは川です。


チャペルは外国から移設したもので、
隣接するテラスもさわやかで
女性はこういうところで式をあげたいと思うんだろうなと
思いました。


ジークの説明は端折っているので若干嘘混じりです。


以上です。団長。