キャプテン・フューチャー

　
「時は未来、所は宇宙。
　光すら歪む果てしなき宇宙へ、愛機コメットを駆る、この男。
　宇宙最大の科学者であり冒険家、カーティス・ニュートン。
　だが人は彼を、キャプテン・フューチャーと呼ぶ。」
　
この名作をご存じない方がいらっしゃられてプチショック。

エドモンド・ハミルトンによるスペース・オペラの金字塔。
この人なくしてスター・ウォーズもありえない。
文庫が手に入らず、悔し紛れに同著者の「スター・キング」を買ったりしていましたが
「レンズマン・シリーズ」に続いて創元SF文庫から全集が発売され、入手しやすくなりました。いま1巻を読んでいます。
http://www.tsogen.co.jp/wadai/0402_00.html
　
しかしむしろNHKのアニメでお馴染みでしょう。
原作の暴れん坊なカーティス・ニュートンのイメージと違い、
アニメでは紳士的なキャプテン・フューチャーですが
高い評価を受け、今に至るまで必ず世界のどこかで放送されているそうです。
「ニルスの不思議な旅」、「太陽の子エステバン」など、
往時のNHKのアニメは素晴らしい作品が多く、もう一度見たいところですが
残念ながら本家日本語版のDVD発売は延期されてしまいました。
http://www.toei-anim-classics.com/
　
CDはいいものが発売されています。
「夢の舟乗り」はヒデ夕樹版、タケカワユキヒデ版、
ともにTVサイズとフルサイズが収録されている完璧な構成。
　