揮え鋼鉄の腕
本日はMonkeyfarm、なんでも作るよで有名な倉田光吾郎さんの展覧会「2005 Exhibition Nurseglove」の最終日ということで、初日の後も何回か行きましたが、最後にもう一度行ってきました。
会場はかなりの混雑でした。書籍とかボルトとかポスターとか売り切れてたのかな?初日に買っておいてよかった。
タタキツクルコト 1/1スコープドッグ制作日誌 (ココログブックス)
- 作者: 倉田光吾郎
- 出版社/メーカー: インフォバーン
- 発売日: 2005/05/20
- メディア: 単行本
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初日にグラインダーがかけてあった部分が錆びているかと思えば違うところが磨かれていたり、わかりづらかった案内に注意書きが添えてあったり、kogoroさんはじめスタッフの皆様は日々ご苦労様でした。
巨大人型2足歩行兵器の有効性
全長4mの、その威圧感、恐怖感たるや筆舌に尽くしがたいです。恐ろしい。戦車など物の数ではありません。パトレイバーで「人に与える威圧感まで計算された」といったような表現がありましたがアレが現場に駆けつけてくると考えたら悪いことなど出来るものではありません。本物のATを見て、街中にATがいる姿をリアルに想像できるようになりましたが、千代田区市街での戦闘では圧倒的な機動力で現行兵器を完全に上回るでしょう。ローラーダッシュなんかされたら手がつけられないと妄想します。
「ロボット」の定義
「ロボット」の語源や辞書の定義は日本におけるロボットの本質を指しません。高度な自動機械から単なるラジコンにすぎないものまでロボットを自称するマシンはいっぱいありますが、kogoroさんの作品はそんなロボットの定義から完全に外れるでしょう。正確に言い表せば「鉄のオブジェ」です。では自身の作品を「ロボ」と呼ぶkogoroさんは間違っているでしょうか?
単位が「台」で表されるものをロボットなどと呼びたくありません。アトム。鉄人。マジンガー。3体のロボット。
動力の有無など問題ではなく、紛れもない、魂の定義で「ロボット」とよべるヤツがそこにいました。
ATはまだ搬出されていないようです。いまならウェブカメラでちらっと見ることが出来ます。